[AWS/GCP] AWSとGCPのインスタンスCPU性能をCINEBENCHでベンチマークしてみた

Amazonが動画配信サービスをプライム会員向けに実質無料で提供するというのが話題となり、動画配信サービスも全力の殴り合いが始まろうという今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

クラウドサービスではすでに全力の殴り合いをやっていると思われるAmazon Web ServicesとGoogle Cloud Platformですが、うちの会社では某所でCGレンダリングに活用するためGCPをぼちぼちといじらせて頂いてます。

うちは諸般の都合でGCPで構築していますが、じゃあ実際のところAWSと比べるとCPU性能どうなんだろーなーというのが気になってきます。
ということで、ざっくりCINEBENCHを使って計測してみました。



ちなみにCINEBENCHをご存じない方は以下のURLを御覧ください。
こちらからダウンロードできますので、自身のPCとAWSやGCPのマシンの性能を比べてみるのもいいと思いますよ。

MAXON CINEBENCH

ではいよいよ計測結果です。
比較対象はAWSは最新のC4インスタンス、GCPはn1-standardです。

本来ならばn1-highcpuを使うほうが筋かもしれませんが、これには理由があります。
n1-highcpu-2あたりはメモリが1.8GBしかないので、CINEBENCHが安定動作しませんでした。
このメモリの問題があるため、n1-standardを使用しています。
また、GCPはインスタンスごとのCPU性能の違いは基本的になく、スレッド数とメモリ容量の組み合わせの違いだけですので、大勢に影響はないという判断です。

念のため5回計測し、その平均値を取りました。
ただ、値にほとんどブレはなかったので、あまり意味はありませんでしたが。

まずはAWSのデータです。
AWSは東京リージョンを使用しました。

Instance TypeCoresThreadsRAMScore (Average)
C4.large123.75157.6
C4.xlarge247.5319.0
C4.2xlarge4815633.4
C4.4xlarge816301262.0
C4.8xlarge1836602715.4

続いてGCPです。
GCPはasia-east1を使用しました。

Instance TypeCoresThreadsRAMScore (Average)
n1-standard-2127.5115.6
n1-standard-42415231.8
n1-standard-84830461.8
n1-standard-16816601019.8
n1-standard-3216321201932.2

ちょっと注意が必要なのが、C4.8xlarge。
これだけコア数が18コアあり、スレッド数も36になっています。
なので、GCPと単純比較できないですねー。

C4.8xlargeはおいとくとしても、全体にAWSのC4インスタンスのほうが性能が高めです。純粋にCPU性能を追い求めるならAWSを選択すべきでしょう。
コア数、スレッド数が同じもので比較表を作ってみました。

ThreadsAWSGCPAWS/GCP
2157.6115.61.36
4319.0231.81.38
8633.4461.81.37
161262.01019.81.24


だいたいAWSの方が3割ぐらい性能が良いと考えて良さそうです。
これはやはり世代が新しいアーキテクチャを採用しているからでしょうか。
AWSのC4インスタンスのCPUはIntel Xeon E5-2666 v3で、Haswell世代のようです。


対するGCPはasia-east1についてはIvy Bridge世代のようです。


ただ、GCPのus-central1-bはHaswell世代なのでちょっと試してみましたが、asia-east1と数%の差しかありませんでした。
このあたりは仮想化をどのように行っているか等も絡んでいると思うので、そのあたりで差がでているのかもしれません。

で、結論としてはAWS、ってことなんですが、ただこれはあくまでも性能についてだけ。
じゃあCGレンダリングとして考えた時どうなのかを次回やりたいと思います。

そんなところで今回はここまで。


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